アナログレコードの良い点について教えて下さい。
レコードの音楽体験は、単なる音だけでなく、視覚や触覚、儀式的な要素を含んだ多面的な楽しみがあると言えます。
昨年私は自分の音楽ライブラリをアナログレコード音源に置き換える決心をしました。そして現在はレコードをデジタル録音してiPhoneで聴く、というライフスタイルを実践しています。
自分の趣味として60年代や70年代、そして80年代にリリースされた洋楽を好んで聴くことが多いのですが、これらを改めてアナログレコードで聴くと、やはり「何かが大きく違う」と感じます。
それではAIはアナログレコードに対してどんな見解を持っているのでしょうか?
それではさっそく対話していきましょう。
AIが考えるアナログの良さ
音質の温かさ
アナログレコードは音が「暖かい」と感じられることが多いです。滑らかで深みがあると感じる人もいます。特に低音の再現が自然で、細かいニュアンスが伝わりやすいとされています。
これはまさに私が感じていたことで、ダウンロード音源やCDで「キツい」と感じていた高音の成分が、アナログではマイルドになって聞き疲れしない、という効果を体感しました。
またCD版と比較して豊かな中・低音部を持つレコードもあり、「本来はこんな音だったのか」と認識を改めたものもあります。
ただし、同タイトルでも発売年や生産地域で若干音質は変化します。
オリジナル音源に近い体験
70年代以前に制作されたアナログレコードはデジタル処理されていないため、ミュージシャンやエンジニアが意図した音をより忠実に再現し、当時の音そのものを楽しめると考えられます。
CDが世に出回り始めた際、アピールポイントとしてノーノイズを謳っていましたが、ノイズリダクションによって成分が損なわれた昔の音源も多かったです。
私はかつてオリジナル・マスターテープに最も近いCDを探して各国盤を年代で遡ったこともありましたが、60年代や70年代の音源はレコードのほうが圧倒的に新鮮に聞こえます。
初回CD盤の音質があまりよろしくないとされるビートルズも、アナログで聴くとジョンやポールが近くで歌っているような印象を受け、かなり衝撃的です。
収集・所有する喜び
レコードは大きなジャケットにアートワークが描かれ、視覚的にも楽しめます。また、レコードを手に入れ、手入れをし、コレクションしていく過程が楽しいと感じるコレクターも多いです。
CD時代以前にリリースされていたアルバムやシングルには、「そのサイズ」でファンが手に取ることを意識したアートディレクションが施されているので、原寸大で持つことをおすすめします。
レッド・ツェッペリンの3作目などに代表される「面白い仕掛け」のあるジャケットも、遊び心があって楽しいですよ。
アナログレコードの年齢を重ねたジャケットや封入物には、古書のような芳香も漂います。中古が好きな自分にはツボなポイントです。
リスニング体験の集中感
レコードは通常片面20~30分しか再生できないため、アルバム全体をじっくり聴くスタイルが身につきます。デジタル音楽のように曲を飛ばす聴き方とは異なるリスニング体験です。
パール・ジャムの3rdアルバム『バイタロジー』に収録された「スピン・ザ・ブラック・サークル」は、アナログ讃歌の歌詞で有名な楽曲です。
この曲でエディ・ヴェダーが歌っている歌詞は、AIが出力したアナログの魅力と合致します。気になる方はぜひ楽曲を聴いてみてください。
限られた時間に厳選した楽曲を収めることで、無駄のないアルバムが生まれるのではないでしょうか。
アナログ音源をデジタル化するメリット
私は現在、TEACのターンテーブルで再生したアナログレコードの音源を、KORGの「DS-DAC-10R」経由で録音し、それをデジタルファイル化してiPhoneで聴いています。
これらの過程に関する詳細な話は後日行うとして、アナログレコード音源をデジタル化するメリットはどこにあるのか、という点をAIに聞いてみました。
音源の保存性の向上
アナログレコードは経年劣化により摩耗し、音質が劣化することがあります。デジタル化することで劣化を防ぎ、音源を長期的に保存できるようになります。
私は外出時にも音楽を聴いていたい派なので、積極的にアナログレコードのデジタル化に取り組んでいるのですが、バックアップという観点からもデジタル化はおすすめです。
盤にソリがある、傷が多いなど、状態のよろしくないアナログレコードに何回も針を落とすことは針の劣化に繋がるため、録音しておくと安心です。
アクセスの容易さ
デジタル化することで音源をさまざまなデバイスで再生できるようになります。これにより、レコードやカセットテーププレイヤーがない環境でも簡単に音楽を楽しめます。
自宅に重厚なリスニング環境を持っている人は、ソファなどに腰掛けながら優雅にレコードを鑑賞することを優先すると思いますが、そうではない人にはデジタル化がおすすめです。
アナログ音源を気軽に持ち運んで好きな時に聴けるという利便性は、私にとって最大の利点です。
音質の向上(ノイズ除去)
デジタル化の過程で、アナログレコード特有のノイズや傷による雑音を除去できます。音声編集ソフトを使って不要なノイズを取り除くことで、よりクリアな音源になります。
これがデジタル化最大の恩恵と言えるでしょう。再生時に気になってしまう「プツッ」「バチッ」というノイズは、音声編集ソフトによって簡単に修正できます。
私が主に使っているのはiZotopeのRX-7という音声編集ソフトで、取り込んだ音源のノイズ除去やゲイン調整(主に音量)などで大活躍してくれています。
盤質VGのレコードも、デジタル化してノイズ除去することによってEXクラスの綺麗な音質へ変化することがあるので、試す価値はありますよ。
アナログレコードはデジタルでも輝く
今回はAIと一緒にアナログレコードの魅力、及びデジタル化した際のメリットについて対話してみました。私がアナログ音源にハマっている理由、お分かりいただけましたでしょうか。
私の実体験として、デジタルファイル化したアナログレコードは、以前保有していたCD版のファイルと比較しても、概ね優れた音質を持っていると感じます。
これはCDと同じ44.1kHz/16bitのファイルにしても感じたことで、昔のアルバムほどCDと比較して分離感や鮮度が高いです。
良い音でアナログレコードの音をデジタル化する場合、ターンテーブルと針にはそれなりの金額が必要になりますが、その恩恵は非常に大きいと言えます。
ちなみに私がアナログレコードにハマった理由は、CDと間違ってアナログレコードを注文してしまった、という偶然です(笑)。
間違えたから返品、というのも嫌なので「この際だからターンテーブルを買おう」となったのですが、そこで聴いたアナログ音質の豊穣さに圧倒されて現在に至ります。
この偶然がきっかけで「音楽の本質」に迫ることができたので、今は非常に満足です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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